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妊娠初期に葉酸が必要なワケと推奨される摂取量は?

「妊娠初期や中に葉酸が必要です」

と言われるだけでは何のために摂取するのかわからないですよね。

この記事では葉酸が不足していると起こりうることや、どのくらいの葉酸を摂取するべきなのかをご紹介します。

葉酸が不足していると

葉酸が不足することで、胎児・母体にどのようなリスクがあるのでしょうか。

3つピックアップしてご紹介します。

先天性の神経管閉塞障害のリスク

胎児の神経管閉塞障害を引き起こしてしまう大きな原因は葉酸といわれています。

そして妊娠初期に葉酸不足で胎児に影響を与えるものの中で有名だと思います。

神経管閉塞障害とは脳や脊髄を作る元となる管状の器官が葉酸が不足してしていることで、正常な管を作ることができなくなってしまいます。

そして神経管閉塞障害には無脳症・脳瘤・二分脊椎などといった症状があります。

エコー検査・MRI検査・クアトロテストによって出生前に神経管閉塞障害を発見することができます。

早産のリスク

胎盤関連産科合併症といった胎盤の血管問題がきっかけで発症するトラブルです。

胎内にまだ子どもがいるのに胎盤が子宮壁から剥がれてしまう常位胎盤早期剥離。

高血圧になってしまい、胎盤の機能が低下し、胎児の発育に問題が起こってしまう妊娠高血圧症候群。

以上のように早産のリスクが高まってしまいます。

さらに胎盤関連産科合併症は胎児だけではなく、母体の命に関わることもあります。

発症してしまうと出産まで改善しにくいのも特徴です。

そのため妊娠初期以降も継続して葉酸を摂取し続けることが大切です。

貧血を起こしやすい

巨赤芽球性貧血というビタミンB12または葉酸が不足していると起こる貧血です。

ビタミンB12と葉酸は赤血球のをつくる過程において必要な成分です。

これらのビタミンが不足していると巨赤芽球が造られてしまい、貧血を起こしてしまいます。

そのためビタミンB12と葉酸をしっかり摂取することが重要です。

葉酸の過剰摂取はNG!

これまでお伝えしてきた内容は妊娠中に不安を感じてしまいますよね。

だからといって、葉酸を必要以上に多く摂取するのはおすすめできません。

葉酸は亜鉛の吸収を阻害してしまう可能性やビタミンB12欠乏による神経障害の発見が遅れることもあります。

18〜29歳の男女なら900μg、30〜49歳の男女は1000μgの葉酸を超えないことが推奨されています。

葉酸を摂取する期間と量

厚生労働省が発表した成人した男女の推奨する1日あたりの葉酸摂取量は240μgです。

これ加えてどのくらいの量が必要なのか、をお伝えしていきます。

妊活中・妊娠初期

プラス400μg摂ることが推奨されています。

葉酸は新しい赤血球を作ったり、細胞分裂を行うときに必要になるとお伝えしてきました。

妊娠初期に葉酸多く必要なのは脳や神経、心臓などが初期に造られるためです。

このときに葉酸が足りていないと神経管閉塞障害のリスクが高まります。

そのため妊娠中や授乳後に比べ、葉酸は多く必要になります。

妊娠中期から後期

妊娠中期からは体の重要な部分はある程度完成されています。

ですが、へその緒から栄養を摂取している胎児や胎盤にも多くの葉酸が必要です。

妊娠中期から後期に葉酸が不足していると胎盤関連産科合併症の危険があります。

そのため240μgの葉酸にプラス240μg摂取することが推奨されています。

授乳中

葉酸は妊娠中だけでなく、授乳期にも摂取して方がよいとされています。

葉酸は正常な赤血球を作るために必要な栄養素です。

そして母乳は母親の血液から作られています

このときに葉酸が足りていないとさまざまな影響を与えてしまうことがあります。

母乳の出が悪くなってしまったり、栄養状態が悪い母乳になってしまう可能性があります。

これらの状態は生まれた赤ちゃんの発育が遅れてしまう恐れがあります。

また、血液から母乳を生成しているお母さんは貧血のリスクがあります。

妊娠中だけでなく、出産後にも貧血を起こすリスクがあるため、プラス100μgの葉酸を摂取することがおすすめです。

食品に含まれる葉酸の量についての記事はこちら

他にも摂取するべき栄養素はある?

葉酸の他にも妊娠中に摂取してほしい栄養素ってどんなものがあるのか、3つピックアップしてご紹介します。

タンパク質

質の良いタンパク質を摂取することがおすすめです。

成人した女性のタンパク質は1日50gが推奨摂取量です。

タンパク質が不足していると子どもの発達が遅れる傾向があることがわかっています。

妊娠中期から後期にかけてプラス10gから25gのタンパク質を摂取することが推奨されています。

鉄分

鉄分は胎児の発育(特に脳の発達)だけではなく、母体や産後にも影響する可能性があります。

低出生体重児や早産になりやすく、さらに母乳にも影響を及ぼします。

18〜49歳の推奨量は6.5mgですが、

妊娠初期:+2.5mg(9mg)

妊娠中期・後期:+9.5mg(16mg)

授乳期:+2.5mg(9mg)

を目安に鉄分の摂取を心がけることがおすすめです。

カルシウム

妊娠から授乳期にかけてカルシウムは子どもの骨を作る働きがあります。

そして妊娠中はカルシウムの吸収率が高くなっていています。

ですが、日本人は慢性的なカルシウム不足と言われています。

妊娠中のカルシウム不足が不安な方は意識的に摂取することがおすすめです。

また葉酸や鉄分のように推奨摂取量が増えることはありません。

そのため厚生労働省が発表している推奨量は1日あたり650mgを目安にしっかりと摂取することを心がけることが大切です。

気をつける必要がある栄養素は?

妊娠中に注意するべき栄養素が存在しているのはご存知でしたか?

これから注意する必要のある栄養素・そのワケについてご紹介していきます。

ビタミンA

ビタミンAは目や皮膚、粘膜の健康の維持に必要な栄養素です。

それなのになぜ妊娠中に摂取量を気をつけなければならないのでしょうか。

妊娠中、特に妊娠初期の3ヶ月まではビタミンAの過剰摂取は胎児の器官形成以上を起こしてしまう恐れがあるからです。

厚生労働省が発表しているデータによるとビタミンAの推奨量は730μgとされています。

そして2700μgから過剰摂取になってしまいます。

例えば焼き鳥は1本で4200μgのビタミンAが含まれています。

気を付けていなければすぐに過剰摂取になってしまうことがわかります。

食べる時は妊娠3ヶ月がすぎたころや1口だけなど、期間や量を調整する必要があります。

ヨウ素

体内の新陳代謝や胎児の骨格、脳の発達に必要な栄養素です。

不足してしまうと流産や死産のリスクが高まる恐れがあります。

さらに過剰摂取してしまうと胎児の甲状腺機能の低下が報告されています。

1日130μgのヨウ素の摂取を厚生労働省は推奨しています。

そして1日の上限は3000μgとされています。

妊娠中は110μg、授乳中は140μgを追加した量が推奨されています。

ではなぜ気をつける必要があるのでしょうか。

子どものヨウ素感受性が高いため、上限が2000μgと下げられています。

普段よりも少し多めの量で、上限には気をつけなければならないので摂取量には気をつける必要があります。

ヒ素

無機ヒ素と呼ばれるヒ素は人に有害で発ガンリスクがあることで知られています。

ひじきに無機ヒ素がふくまれていますが、ミネラルや栄養が豊富にふくまれていることでも知られています。

そのため週に2回程度小鉢1杯なら食べても心配する必要はありません。

ひじきを食べるときには食べるペースや量に気を遣う必要があります。

水銀

水銀は主に大きな魚に多く含まれています。

マグロやクジラなど食物連鎖の上にくるような魚はたくさんの小魚を食べています。

そのため水銀の摂取量が増えて、マグロやクジラなどの大きな魚は含有量が多いのが特徴です。

マグロや金目鯛、クジラは1週間に約80gまでが目安と厚生労働省が発表しています。

妊娠中に注意が必要なものなので、妊娠していない方は水銀による健康被害の心配はありません。

またツナ缶は通常に摂取しても大丈夫なことも併せて発表されています。

効率の良い葉酸摂取にはベルタ葉酸サプリ!

葉酸は妊活中から授乳期まで長い期間で必要になります。

特に妊娠初期では、多くの葉酸が必要で胎児の成長につながっています。

葉酸は食品から摂取すると半分しか吸収されません。

そのため、葉酸を摂取するときはサプリメントがおすすめです。

特にベルタ葉酸サプリは酵母を含ませた葉酸、酵母葉酸が使われています

この酵母葉酸は体内に長くとどまるため効率よく摂取することが可能です。

さらに葉酸の吸収を助ける亜鉛が含まれていたり、鉄分、カルシウムなど妊娠中に嬉しい成分が83種類も配合されているのが魅力です。

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