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シャンプーした時に抜け毛が大量に。あなたのそのヘアケア対策大丈夫?

シャンプーした時に抜け毛が大量に

一日の疲れを取るためにシャワーを浴び、使い慣れたシャンプーを手につける。ふとした拍子に手のひらを見るとそこには大量の抜け毛が。洗い流している間にも次から次へと抜け落ちてくる。

「うわ、ちょっと抜けすぎじゃない?」

排水溝にたまった抜け毛の塊を見て、驚かれる方は少なくないと思います。今まで何ともなかったのに、突然そんな場面に遭遇したら病気にでもなったんじゃないかと不安に思いますよね。

その後で鏡に映った自分の髪を見てみると、心なしか以前よりも髪のボリュームに乏しくなったような。そういえば枕元についた髪の毛も以前より増えていた気がする――

そんな風に思い始めたら、高い確率で次の疑問が思い浮かぶはずです。

「このままだと将来禿げるんじゃないか?」

老年に差し掛かっているならともかく、これから人生を謳歌しようとしている人たちであれば単なる生理現象としては受け止められないですよね。禿げれば異性に変な目で見られるようになるし、職場で何かと噂が立つかもしれない。

想像が膨らんだ挙句、本格的に禿げる前に何とかしようと考える人は多いのではないでしょうか。それまで見たこともなかった育毛剤のWebサイトやAmazonの口コミを閲覧し始めた人も中にはいるはず。

でもちょっと待ってください。

それって本当に正しい行動順になっていますか?

育毛剤に手を伸ばしたくなる気持ちは分かりますが、効果が期待できるのはあくまで育毛に必要な環境が整っていることが前提になります。作物を育てようとしても土地がやせ細ったままであれば収穫量が上がらないのと同じ原理です。また症状によっては育毛剤に頼らずとも生活習慣の見直しで症状が改善することもあります。抜け毛が大量に出たからと言って焦らず、まずは自分の状態を確認することから始めましょう。

1.抜け毛の適正範囲は? どこまでなら大丈夫

人間の一日に生え変わる髪の毛の本数は通常50~100本と言われており、この範囲に収まっていれば正常とみなされます。季節的な要因で夏場と冬場は一時的に増えることはありますが、一過性でありそれほど気にする必要はありません。ここでは常時100本以上の抜け毛となった時にどのような可能性を疑ってみるべきかを考えてみます。

ストレス

強いストレスに晒され続けると自律神経が正常に機能しなくなり、体内のホルモンバランスが崩れます。自律神経の乱れは体調だけでなく頭皮環境にも影響し、毛髪の成長を妨げる要因になります。

ストレスが抜け毛につながる理由は2つあります。

一つは血行不良のケース。

ストレスを感じている時、頭が重かったり、ぎゅっと締め付けられるような感覚を覚えませんか? あれは緊張状態が続くことで頭皮の血流が悪くなってしまっている状態です。

血流が悪くなると髪に対する栄養の供給が絞られてしまいますので、結果的に抜け毛を促すことにつながります

もう一つは活性酸素が関係するケース。

人が呼吸などで体内に酸素を取り入れる時、数%の割合でこの活性酸素を作り出します。活性酸素は微量であれば免疫系に対して有効に働きますが、増えすぎると髪の毛を作る細胞にまで悪影響を及ぼします。

ストレス時にはこの活性酸素が増大し、これを分解するために髪の栄養素である「亜鉛」が消費されてしまうのです。亜鉛不足でスムーズな新陳代謝が行われないと抜け毛だけが増えることになります。

生活習慣

抜け毛の量は生活習慣にも大きく左右されます。

大学生や社会人になって一人暮らしを始めるとどうしても実家で暮らしていた時に比べて生活リズムや食生活が不規則になりがちです。食事の用意が面倒だからと言ってカップラーメンやコンビニ弁当、あるいはマクドナルドなどの外食に頼りきりではありませんか? 外食や加工食品は塩分、油分が高い反面、髪の毛を作るのに必要なビタミン類やたんぱく質が不足しがちです。

摂取した栄養群は骨や筋肉など生命維持に関係するものから優先的に消費されるため、髪はどうしても後回しになってしまいます。その意味では厳しいダイエットをしている人も注意する必要があるでしょう。

喫煙習慣のある方も要注意です。煙草に含まれるニコチン成分には血管の収縮作用があることが報告されています。細い血管が集中する頭皮に対して血流が滞った結果、毛根に栄養が行き渡りにくくなります。

洗髪後のアフターケア

洗髪後に濡れた髪をそのままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなります。当然頭皮環境にも良くありません。かゆみや頭皮ニキビなど抜け毛には直接かかわってはいなくても、手で掻いて毛穴を傷つけてしまうリスクが高くなります。

髪の表面は「キューティクル」と呼ばれる組織で多層的に保護されており、外部刺激から髪を守る働きをしています。髪のしなやかさや強さにも関係するキューティクルですが、これが機能するのは乾燥時だけです。濡れた状態だとキューティクルは開いてしまい、髪同士や枕との摩擦で傷んでしまいます。外部刺激に対する抗力も低下するため、髪質の低下や抜け毛を促すことにつながります

2. 抜け毛が増えた時に確認しておきたいポイント

一括りに抜け毛といっても、その中には正常なヘアサイクル下で生え変わった髪と、ストレスや栄養失調で抜けた髪の両方が含まれます。正しい対策を打つためにも自分の髪がどのような状態にあるかはきちんと確認しておく必要があるでしょう。顕微鏡などで詳細に検分することはできなくても以下のポイントは抑えておきたいところです。

正常な抜け毛
・髪の毛が太く、長い
・神の根元に毛根(白い塊)が付いている

注意すべき抜け毛
・髪の毛が細く、短い
・毛根が小さい、もしくは付着していない

抜け毛の中に細く、短い髪の毛が多く混ざっていたらあなたの頭皮環境は要注意と考えるべきでしょう。抜け毛が増えたと気付いたのは最近でも、そのような状況は悪習慣や環境が長期間積み重なったことに対して生じたものです。ストレスの原因が職場の労働環境や人間関係にあった場合は改善も容易ではありません。

そのため元の健康な状態に戻すには忍耐強く取り組んでいく意識が大事になります。

3. 今日から始める抜け毛対策

抜け毛の対策は早ければ早いほど効果的で、短期間に改善します。原因に思い当たる節があるならば、まずはそちらを改善することが必要でしょう。

生活習慣の見直し

基本的なことですが、まずは自身の生活が荒れていた場合、それを改善することから始めてください。食事面だけでなく、睡眠時間もきっちり確保しましょう。髪の成長に関与する成長ホルモンは午後9時から午前2時に分泌されやすいため、普段の生活であれば午後11時には就寝したいところです。

デスクワーク中心で運動不足の方は有酸素運動もぜひ取り入れてみてください。高い入眠効果が得られるだけでなく、身体を動かすことで体温が上がり、血流が良くなります。汗と共に老廃物が排出されることで毛根が活性化し、正常なヘアサイクルに戻ります。ウォーキングやサイクリングなど、1回の時間よりも長期間続けられるものを選ぶのが高い効果を得られるコツです。

シャンプーを変える

頭皮が健康状態である時には問題になりにくいですが。あまりに安いシャンプーは使用を控えた方が賢明です。「スッキリ爽快」といった謳い文句で売られているシャンプーは確かに洗浄力や乾燥力が強く、脂ぎった髪を洗った時にはその効果を実感できることでしょう。

しかし洗浄力が高いということは皮膚に対して刺激性が高いことでもあります。効果を高めるために化学物質や添加物が余分に加えられているといったことは珍しくありません。頭皮が弱っていた場合、これは逆効果です。

頭皮のベタつきは髪にとっては確かに良くないですが、かといって皮脂を落としすぎるのも問題があります。というのも皮脂は保湿や紫外線から肌を防護する役割も担っているからです。一定量を維持しようとする中で徹底的に皮脂を落としてしまうと、身体が異常事態と判断してさらに多くの皮脂を分泌しようとします。ちゃんと洗っているはずが実は余計に不潔な環境を作り出している可能性もあるのです。

洗髪方法を変える

抜け毛を防ぎ、髪の成長を促すには毛穴の汚れをしっかり落とすことが重要になります。ただしこの時、シャンプーをいつもより多く使ったり、爪を立てて何度も強くこすったりする必要はありません。

汚れを落とすポイントは毛穴をしっかり開かせることです。毛穴が開いた状態であれば少量のシャンプーで、それほど力を入れなくても汚れを落とすことは可能になります。

では毛穴を開かせるためにはどうすればいいか。

それは湯船に浸かって、しっかりと温まることです。

一人暮らしをしている際に面倒だからと短時間の熱いシャワーで済ませていませんか? シャワーで温まるのは表面だけで、しかもすぐに冷えてしまいます。

また湯船に浸かることにはリラックス効果も含まれます。筋肉の緊張が解れることで血行が良くなり、毛穴の方もより開きやすくなります。ストレス軽減で労働環境や人間関係を変えることは難しくても、家のことであれば敷居も低く感じられるのではないでしょうか。

髪型

髪が長いと通気性が悪く、蒸れやすくなります。頭皮環境を清潔に保つという意味では短めに切りそろえておくといいでしょう。中には余計に禿げが目立つと不安になる方もいると思いますが、美容師さんに相談すれば目立たなくカットしてもらえます。ちょっとしたイメチェン気分でトライしてみるのも悪くないですよ。

育毛剤の使用

色々改善策を試したけど、それでも抜け毛が収まったようには見えない。身体は健康になったけど肝心の髪に不安を抱えたままである。

そのタイミングで育毛剤の使用も選択肢に入れるといいでしょう。改善の取り組みを辛抱強く続けたおかげで、あなたの頭皮環境は当初よりも格段に良くなっています。髪が成長する態勢を整えたことで育毛剤は通常よりも効果的に働いてくれるはずです。

育毛剤の種類は数多くありますが、おススメするのはチャップアップ(CHAP UP)です。植物成分中心で皮膚への刺激性が低く、直接髪に栄養を与えるタイプなので回復途上の頭皮にもピッタリです。

加えてチャップアップの場合、その塗布方式にも特徴があります。

塗布型の育毛剤は容器口を直接患部に押し当てて、そこから浸透させる方式を取っていますが、当て方や患部の位置によっては液垂れしやすいことが難点になっています。また乾いた後に成分由来のべとつきや匂いが残り、人によってはそれらを気にする方がいらっしゃるかもしれません。

また折角の有効成分も毛根にまで届かなければその効果は半減してしまいます。毛根のサイズは通常100~300ミクロン(1ミクロンは1ミリの千分の一)で髪の毛のサイズは80ミクロンメートルと言われています。つまり毛根に届かせるための隙間はせいぜい数十ミクロン程度しかなく、通常の液状態では入り込んでいきにくいのです。皮脂や汚れが付着している場合にはその隙間はさらに狭くなります。

チャップアップでは液をナノサイズ(1ナノは1ミクロンの千分の一)にまで小さくして塗布しているため、毛根に有効成分を効率良く届けることができます。さらにスプレー方式であるため前述の液垂れの心配もありません。生活習慣を改め、湯船で体温を上げた状態であれば薬剤で毛穴を無理に開かせることもなく、少ない刺激で育毛環境を整えることができます。

チャップアップ(株式会社ソーシャルテック)

公式サイトはこちら

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の解説をまとめると以下のようになります。

  1. 1.抜け毛の正常範囲は50~100本。これ以上なら自身の頭皮環境を疑ってみる
  2. 2.原因の多くはストレス、生活習慣、洗髪後のアフターケア
  3. 3.抜け毛が細く、短い、また根元に毛根が付着してなかったら危険信号
  4. 4.抜け毛の改善にはまず日常生活の見直し、それでも効果が薄いようなら育毛剤も視野に入れる。

抜け毛は男女共通、世代を超えての悩みです。放っておけばますます症状が悪化し、それでまた思い悩むという負のサイクルに陥りかねません。頭皮環境が不良のままなら高級な育毛剤も効果が薄れてしまいます。そうならないためにも普段から自分の生活態度を見直し、健康的な暮らしを送るよう心掛けましょう。

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