「しっかり洗っているはずなのに頭皮がかゆい」
「ドライヤーのあと抜け毛が多い」
このようなことでお悩みではありませんか？
女性の命というほど大切な髪。
しかし、頭皮にかゆみ・抜け毛が起きるなどトラブルになりやすい部分でもあります。
本記事では、女性の頭皮のかゆみ・抜け毛の原因とケア方法について解説していきます！
目次
頭皮のかゆみは抜け毛の原因になる
頭皮のかゆみは抜け毛の原因となる可能性があります。しかし、かゆみ自体が直接的に抜け毛を引き起こすわけではありません。頭皮のかゆみが強いと、無意識に頭皮を掻きむしることが多くなります。頻繁に掻くことで、頭皮の表面が傷つき毛根がダメージを受けます。すると、毛根が弱くなり、抜け毛が増える可能性があります。
頭皮がかゆくなる原因
では、頭皮がかゆくなる原因は何なのでしょうか？
これからご紹介します。
乾燥
冬の乾燥した空気、過度な洗髪、熱いシャワーなどで、頭皮の水分が失われます。そのため、乾燥しバリア機能が低下。外部の刺激に敏感になりかゆみを感じやすくなります。
皮脂の過剰分泌
乾燥するのとは反対に、皮脂の過剰分泌で頭皮に炎症が生じる可能性があります。皮脂が過剰分泌することで常在菌が増えて炎症を起こしやすくなり、かゆみの原因に。
また、かゆみの他に、頭皮のベタつき・赤く炎症が起きる・ベタベタしたフケが出ることも。その際、皮脂過剰している可能性があります。
ホルモンバランスの乱れ
女性には月経・妊娠・出産・閉経があります。これは、女性ホルモンの分泌量が大きく変化する時期です。そして、ホルモンバランスが乱れることで頭皮のかゆみの原因になります。ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が過剰に、逆に不足することがあります。そのため、頭皮の健康状態に影響を与え、かゆみを引き起こしやすくなります。
ヘアケアが間違っている
洗髪後、汗や皮脂、スタイリング剤が残っていると、細菌が繁殖しやすくなります。そして、爪を立てて洗っている場合は皮膚が傷ついてしまいます。
また、ドライヤーを長時間同じ場所に当てると痛む場合があります。
このようなことは、頭皮に乾燥や炎症を起こし、かゆみやフケの原因になります。
かゆみ・フケの症状は粃糠（ひこう）性脱毛症の可能性あり
頭皮にかゆみの他にフケが大量に発生したら、粃糠（ひこう）性脱毛症が疑われます。
粃糠（ひこう）性脱毛症は通常よりも多い大量のフケが発生します。それが頭皮を覆い、毛穴を塞ぎ抜け毛につながります。
原因としては、洗浄力の強いシャンプーや洗髪の際のすすぎ残しが考えられます。
特に、敏感肌やアレルギーの体質の人は頭皮トラブルが起こりやすいです。
頭皮のかゆみを改善するには？
頭皮のかゆみを改善するための方法はいくつかあります！
以下に、具体的な改善方法をいくつか挙げていきます。
適切なヘアケア方法を行う
誤ったヘアケアをしてしまうと、逆効果になり頭皮のかゆみの原因になります。
ケア方法を見直すことでかゆみを改善しやすくなりますよ。
正しい洗い方
- 1.ブラッシングしてホコリを取ったあと、ぬるま湯で髪全体を十分に濡らす。
- 2.シャンプーは10円玉程度の大きさを目安に手に取り、よく泡立てます。
- 3.頭皮から髪全体になじませ指の腹を使って優しくマッサージしながら洗います。
- 4.すすぎ残しがないようにしっかり洗い流します。
- 5.トリートメントを髪の毛の中間から毛先に揉み込み、洗い流します。
シャンプーのコツ
頭皮のかゆみが気になる人は低刺激シャンプーを選びましょう。
低刺激シャンプーとは無香料・無着色・防腐剤フリーのものを指します。洗浄力がマイルドで頭皮への刺激が少ないのが特徴です。「ラウレス硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸ナトリウム」などは避けましょう。
また、シャンプーの回数が1日1回が適切。多すぎると頭皮の乾燥に影響します。逆に少なすぎると皮脂汚れが毛穴に詰まるおそれがあります。
40度以上のお湯は頭皮や髪にダメージを与えやすいです。そのため、38度〜39度のぬるま湯を使用するのが望ましいです。
ドライヤーのコツ
髪を優しくおさえるようにタオルドライしたあとにドライヤーを行います。そうすることで、ドライヤーの時間を短縮でき、髪のダメージを少なくします。
ドライヤーの熱風は頭皮と髪にダメージを与え、乾燥するためかゆみの原因に。同じ箇所に当て続けずにまんべんなく全体に当てるようにします。頭皮から20〜30センチ離すのがベスト。ただ、髪が熱を持ってしまったら冷風に切り替えて冷ますようしましょう。
また、乾燥を防ぐために頭皮用の保湿剤を使用するのがおすすめです。
市販薬で症状を抑える
頭皮のかゆみをおさえるには、湿疹をケアする市販薬を使用するのも手です。
市販薬はローションタイプのステロイド外用薬で使用するのが有効です。患部に指で優しくぬるようにしましょう。
また、「ジフェンヒドラミン」はアレルギーの原因となるヒスタミンをブロックします。
栄養バランスのとれた食事
食事のバランスや量に気をつけることで、ホルモンバランスを整えることができます。
以下が頭皮や髪に良いとされる栄養素です。
・タンパク質（鶏肉・魚類など）
・ミネラル類（煮干しなど）
・ビタミン類（ほうれん草・にんじん・アボカドなど）
・亜鉛（かきなど）
・オメガ3脂肪酸（チアシード・亜麻仁油など）
・鉄分（赤身の肉など）
・イソフラボン（大豆製品）
水分補給をする
一日2リットル以上の水をとることを意識してください。
体全体に水分が行き渡り、乾燥しにくくなります。
質の高い睡眠を十分にとる
質の高い睡眠を十分にとるには、毎日同じ時間に寝て起きるようにしましょう。
寝る前の1時間は、読書やストレッチ、瞑想など、リラックスすることが大切。
7〜9時間の睡眠が適度な睡眠時間になります。
適度に運動する
ホルモンバランスを整えるのに運動は役立ちます。女性特有の月経周期や更年期の症状を軽減することができます。
また、血行が促進され、全身や頭皮の血流が増加します。そのため、毛根に必要な酸素や栄養素が行き渡りやすくなります。
さらに、ストレスを軽減することも頭皮ケアになります。
だた、普段ほぼ運動しない人が急に運動してしまうと、体に大きな負担がかかります。リラックスした状態でできる運動が良いでしょう。
30以上のウォーキングやストレッチがおすすめです。
それでも改善しなければ病院で治療しよう
女性の中には頭皮の悩みについて相談しづらい人もいらっしゃるのではないでしょうか？頭皮のかゆみがケアしても治らない場合、病院に行くことをおすすめします。頭皮のかゆみが悪化し腫れや赤み・フケ・脱毛がある場合検討しましょう。
病院では、皮膚科医や薬剤師がかゆみの原因を特定してくれます。適切な治療法を提案も。早めの診察を受けることで、症状の悪化の発見につながります。
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まとめ
頭皮のかゆみと抜け毛が関係しており、頭皮ケアの方法を解説してきました。
ホルモンバランスの変化やへアケア方法が原因になるようです。
抜け毛が気になる場合は育毛剤を使用してみるのも良いでしょう。
また、症状が続いたら病院で診察を受けることも推奨します。
